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40代になってから「髪が細くなった」「分け目が気になる」「抜け毛が増えて不安…」そんな声はとても多く聞かれます。薬膳では、髪は「血(けつ)」「腎(じん)」「気(き)」の状態を映す鏡。年齢とともに不足しやすくなるこれらの力が弱まると、髪を育てるエネルギーが足りなくなり、AGA(女性型脱毛症)のような薄毛症状が出やすくなります。
この記事では、40代女性の髪トラブルを薬膳的に解説しつつ、毎日の食事で“髪を育てる土台”を整える方法を紹介します。忙しくても、心と体をいたわりながら続けられる優しいケアばかり。薬膳の力で、髪と心をふわりと軽くしていきましょう。
薬膳でみる40代女性の髪の変化とAGA
薬膳のベースとなる中医学では、髪は「血の余り」「腎の華」と呼ばれ、体の状態がそのまま現れる場所と考えます。
40代は女性ホルモンのゆらぎとともに 腎(生命エネルギー)・血(栄養)・気(巡らせる力) が弱まりやすく、髪を支える根本的な力が不足しがち。
その結果──
●抜け毛が増える
●髪が細くなる
●コシがなくなる
●地肌が見えやすくなる
これらは「老化」ではなく、体のバランス変化が表面に出てきたサイン。
薬膳では“食べること”で髪の土台を立て直していきます。
薄毛に関わる「腎・血・気」不足とは?
●腎虚(じんきょ)
40代以降に最も多いタイプ。
生命力が低下し、白髪・抜け毛・細毛が増えやすくなります。
・疲れやすい
・足腰の冷え
・眠りが浅い
→ 黒色の食材が腎を補う鍵
●血虚(けっきょ)
髪を育てる“栄養そのもの”が不足した状態。
・ふらつき
・乾燥肌
・顔色が淡い
・髪がパサつく
→ 赤色・黒色・甘味の食材で血を養う
●気虚(ききょ)
巡らせる力が弱り、抜け毛が増えやすいタイプ。
・疲れやすい
・食欲低下
・息切れ
・やる気が起きにくい
→ 淡色・穀物・豆類で気を補う
この3つのバランスが整うと、自然と髪にも力が戻ってきます。

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髪を育てる薬膳食材と取り入れ方
◎腎を補う(黒色の食材)
・黒豆
・黒ごま
・黒きくらげ
・ひじき
・オリーブ
・昆布
→「黒」は腎の色。薄毛・白髪対策に最重要。
簡単レシピ:黒豆とひじきの甘辛煮、黒ごま豆乳、黒ごまきな粉ヨーグルト
◎血を増やす(赤・黒の食材)
・なつめ
・くこの実
・ほうれん草
・鶏レバー
・赤身肉
・ビーツ
簡単レシピ:なつめ入りスープ、ほうれん草と卵の炒め物、クコの実入り白きくらげのデザート
◎気を補う(淡色・穀類)
・山芋
・さつまいも
・かぼちゃ
・大豆製品
・お米
・卵
簡単レシピ:山芋とろろ、かぼちゃの味噌汁、湯豆腐
◎巡りを良くする香り食材
・陳皮(ちんぴ)
・生姜
・よもぎ
・シナモン
→ 気滞を流し、頭皮の血流を改善
体質別:あなたに合う薬膳育毛ケア
●腎虚タイプ(冷え・白髪・腰のだるさ)
→ 黒豆+黒ごま+山芋
→ 温かいスープで腎を守る
→ 夜更かしを避け、腎の時間(23–1時)を大切に
●血虚タイプ(パサつき・細毛・不眠)
→ なつめ・ほうれん草・クコの実
→ くこの実×黒豆のブレンド茶
→ 深呼吸で血を巡らせる
●気虚タイプ(疲れやすい・抜け毛増加)
→ 大豆・卵・米・かぼちゃ
→ 朝は温かい味噌汁で気を補う
→ 軽い散歩で巡りUP
髪と心を守る薬膳的ライフスタイル
薬膳では、髪の健康は “暮らし方そのもの” に左右されると考えます。
・冷たい飲み物を控える
・十分な睡眠で「血」を育てる
・ストレスは気を詰まらせるため、香りで緩める
・湯船で体を温め、巡りを良くする
・季節に合わせて食材を選ぶ
(春:香り、夏:潤い、秋:補血、冬:補腎)
髪は一夜で生えるものではありません。
でも、丁寧に体を育てるほど髪は確実に応えてくれます。


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